カードローンの不安解消!お金を借りるときの金融知識を紹介
カードローン利用で失敗しないためには、幾つかのポイントがあります。利用先選び、借り入れの金額設定、適切な返済、正しい金融知識、多くの借り入れ方法を知ること、法律や制度の理解などです。
今回はその中でも、正しい金融知識についての分野で解説していきましょう。借り入れで重要な知識には、法律方面の不可欠な内容と、金融方面の豆知識的な内容に分かれます。
どちらも賢い借り入れには欠かせないものであるので、両方を理解するために必要なことを覚えておきましょう。
借り入れをする上での法律的な内容を知っておこう!
カードローンを利用する上で、知っておくべき法律知識はそれほど多くはありません。しかし、そのどれもが重要なものであり、貸金業者は必ずそれに基づいて金融商品を提供しているので、知っておかなくてはいけないものです。
法律知識で特に重要なのは、「利息制限法の総量規制」と「信用情報機関に記載される事故情報」の知識です。
この2つは、知らないと借り入れ自体が出来なくなる事態に発展する可能性があるので、カードローンだけでなく、お金を借りる場合には、何よりも優先して覚えておきましょう。
この2つより優先度は下がりますが、契約書関連の用語も覚えておきましょう。在籍確認、属性、約定といった、借り入れで必ず出てくる用語を知っておかないと、契約手続きで躓くことになってしまいます。
信用情報機関関連の知識は絶対に覚えておこう!
借り入れをする上で絶対に知っておかなくてはいけないことは、何をすると借り入れが出来なくなるかということです。
特定の行為をすると、信用情報機関にその事実が記載され、銀行と消費者金融のほとんどから借り入れ(カードローン契約も含む)が出来なくなります。
債務整理、代位弁済、延滞の3つの行為は即座にペナルティが発生するので、これらの行為がどのようなものであるか、どうするとこの行為に該当してしまうのかは確実に把握したうえで、借り入れを利用する必要があります。
信用情報機関にこれらの事故情報が記載されるのは、5年から7年と非常に長いです。その間、クレジットカードすら使えなくなるのは不便極まりないでしょう。ちょっとしたことで大きな不便を強いられる可能性があるので、しっかりと理解しておく必要があるのです。
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金融知識は浅くても幅広く身に付けることが重要!
法律知識は普段の借り入れで知っておくべき内容が少ない代わりに、理解しておく重要性が高いですが、金融知識は、それとは逆の性質があると言えます。
知らなくてもいいことが多々ある代わりに、その量が膨大であり、全てを完璧に覚えることは不可能に近いです。ですから、最初から全部覚えようとするのではなく、自分の借り入れに関して必要な部分だけを覚えていくようにしましょう。
そのほかの知識は、基本的に、自分が借り入れで損をしないために知っておいた方が良いという程度の内容が大半を占めます。
知らなくても借り入れは出来るが、知っておけばより自分に有利な内容で借り入れが出来るというのが、金融知識の特徴です。知らないと借り入れすらできなくなる法律知識とは性質が異なるのです。
覚えなくてもいい?金利計算はシミュレーションを利用しよう
借り入れをする上で重要なことの一つに、計画的な返済という観点があります。誰でも返済がうまく行かなければ損をするということはわかりますが、具体的に毎月いくらの金利が発生し、どのように返済していくのが効果的なのかということは、うまく計画を立てることが出来ないというケースがあります。
インターネットのサイトには、借り入れの返済シミュレーターというものがたくさん存在しています。これを活用すれば、面倒くさい複利計算をする必要が無く、コンピューターが代わりにやってくれます。
カードローンなどで借り入れをしたときは、一度でいいのでこの返済シミュレーションを使い、自分がどのくらいの期間で返済するのが理想的なのかを確かめるように心がけましょう。
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カードローンの返済方式や金利計算をきちんとシミュレーションしよう
カードローンが他のローンに与える影響とは
借り入れは何もカードローンだけではありません。住宅ローン、自動車ローン等の長期にわたる大型のローンから、クレジットカードの分割ローン、フリーローン、教育ローンや各種専用ローンに至るまで、個人の借り入れだけでもかなりの種類があります。
カードローンで借りた金額は、そのほかのローンにどのような影響を与えるかを知っておくことも、重要な金融知識の一つです。
また、その逆も然りで、他のローンや借金がカードローンにどのような影響を与えるのかということも重要です。これが、金融知識が多岐にわたるという理由です。
カードローンを利用するのだからその部分だけ知っていればいいというわけではなく、全ての債務関係は、相互に影響を与え合っているのです。
独立しているのは、住宅ローンだけであると考えておきましょう。住宅ローンだけは、他のローンに影響を与えず、単独としてみなされます。しかし、その住宅ローンでさえも、債務整理などをすると無関係ではなくなるので覚えておきましょう。
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カードローン利用が住宅ローン審査に影響するのはどんな時?
テレビでしきりに宣伝されている「過払い金」とは何か
最近テレビを見ていると、弁護士事務所などのCMで過払い金云々について宣伝しているのを耳にした人も多いでしょう。
こうした法律の変化に伴う金利上限の変更なども重要な基礎知識の一部分です。専門的な内容に見えますが、毛嫌いせずにきちんと知っておくこともトラブルを回避するために有効な方法です。
よく、闇金などに引っかかった人が過払い金が発生していると主張しますが、正確には闇金では過払い金は発生しません。なぜなら、最初から法定金利を無視している闇金では、出資法も利息制限法も関係ないからです。
過払い金は、あくまで利息制限法施行前に借り入れをしていた人のみが対象になるということを知っておきましょう。
カードローンそのもののデメリットを知ることも重要!
カードローンを利用している人に、わざわざカードローンのデメリットを伝えるのも妙な話だと思うかもしれませんが、ある意味では、これが一番大切なことです。
カードローンを利用しようとしている人は、現時点でお金に関する何らかも問題が発生している人です。何の問題もないのに、あえて借金する人はいないでしょう。
お金に困っている現状がある人は、自分の都合の悪い情報を避ける傾向がより強くなります。だからこそ、悪徳業者の甘い誘い文句につられてしまうのです。それを避けるためには、カードローンの長所と短所を最初から理解させておく必要があります。簡単にお金が手に入る方法ではなく、れっきとした借金だという意識を持たなくてはいけないのです。
そのために、金融に関する知識を身に付けるのであり、損をしないために面倒くさい決まりを覚えるのです。
カードローンを利用するときは、プラスの情報だけを見ていてはいけません。デメリットにはどんなものがあるかを把握し、それを背負ってまで借り入れをするべきなのかを考えたうえで、カードローンを利用しましょう。
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