美容ローンの審査は厳しい?高額ローンで契約するために必要なこと
整形手術やエステ費用は人によって非常に高額になります。その費用を分割で払うことが出来るのが美容ローンです。
今回は、この美容ローンについて解説していきます。審査は厳しいのか、金利はどの程度なのか、普通のカードローンを利用するのと比べてどんな利点があるのかといったことを知っておくと、必要に応じて美容ローンを組むべきかどうかを判断できるようになるでしょう。
美容ローンはどのくらいの費用で契約するのがいい?
美容ローンを今まで利用したことが無く、初めて利用を考えている人にとって、これ自体が何なのかよくわかっていないと思います。
美容ローンとは、高額な施術費用を分割して支払うローン払いのことです。例えば、顔面の整形手術で100万円の見積もりを出されたとしましょう。一括で100万円を支払うことが難しい人は、費用を貯めるまで手術を受けられないことになってしまいます。
しかし、美容ローンを契約して、分割返済にすることで、100万円を貯蓄することなくすぐに施術してもらうことが出来ます。言ってみれば、自動車ローンや住宅ローンと同じ性質の金融商品だと考えて問題ありません。
美容ローンが利用できる金額帯は各美容外科によって異なりますが、大体の費用が50万円以上になった場合にローンを組むことが多いと言われています。
美容ローンを利用する人は、高額の借金をするのと同じ認識でいなくてはいけません。返済できないほどの高額ローンを組んでしまうと、他の借金と同じように多重債務などの金融事故のきっかけになってしまう可能性もあるので、ローンの組み方には注意が必要です。
高額になりやすい美容ローンは本人の返済能力が重要
美容ローンはとにかく金額が大きくなりやすいです。なぜなら、その場で支払う必要が無いという条件が付くので、ついつい豪華な美容コースを選択してしまいがちだからです。
一括で支払わなくてはいけないのであれば、自分がいま出せる金額には大きく制限が付きます。しかし、「毎月~万円の返済で大丈夫です」と言われると、「それなら十分返済できる」と思ってしまい、本来受けるつもりが無かった施術を追加してしまうという人が多いのです。
高額な美容ローンを組むためには、契約者自身の高い返済能力も必要になってきます。
通常のカードローンなどでは、借り入れ金額が50万円以下であれば、収入を証明する必要が無いことが多いですが、美容ローンでは必ず収入審査があり、「美容ローンを契約する」という時点で収入を証明しないといけません。
専業主婦などの本人の収入が無い、または極めて低いような場合は、美容外科によってはローンを組むこと自体不可能なこともあるので、よく確認したうえで施術を申し込みましょう。
審査の難易度自体は一般的なカードローンとほぼ同じ!
さて、肝心の美容ローンの審査難易度の話に移ります。美容ローンで50万円のローンを組むのと、銀行で50万円の借り入れをするのは、ほぼ同じ難易度です。
消費者金融で同じ額を借りる方が簡単です。しかし、消費者金融の金利は美容ローンよりも高く、美容ローンが組めるのであればそこで組んだ方が金銭面では得になります。
美容ローンの審査時に求められる年収の最低ラインは、ローンを組む予定金額の3~4倍程度です。
つまり、50万円の美容ローンを組みたいのであれば、年収150万円から200万円程度が求められるというわけです。
何故金額にこのような幅があるかというと、職業や勤続年数によって信用評価に差があるからです。例えば、年収300万円の公務員と年収400万円の自営業者であれば、前者の方が信用が高いと判断されます。
また、年収が200万円を下回っている場合、勤続年数が長くないと収入評価が低くなり、たとえ年収の3分の1以下のローンであっても組めなくなることが多くなるので、注意が必要です。
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美容ローンを組むときは金額を抑えるように組むのがベスト!
美容ローンはつい金額が高くなってしまいがちですが、審査で弾かれたくないのであれば、少しでも金額を抑えて組むことをお勧めします。
現時点で代金を払えるだけ払ってしまい、足りない分をローンとして組むことが出来る美容外科というのも存在します。
収入が低い場合は、高額ローンを組むこと自体が難しいので、少しでもローン金額を抑える工夫をしましょう。
美容ローンの契約で求められる年収以外の条件とは
ローン審査では、収入以外にも重要な評価項目がいくつがあります。収入基準さえ満たしていればローンを組むことが出来ると考えるのは早計です。
収入以外で重要になるのは、現時点で他にどの程度の債務があるかということと、過去に金融事故を起こしていないかということです。
ローンを組むのが金融機関でなくても、現時点でも他の借金状況や過去の返済実績を調べることは可能なので、油断しているとこちらの面で評価を下げてしまいます。
他の債務は、3社未満かつ返済が順調であれば問題になることはありません。ただし、消費者金融からの債務金額が大きい場合、美容ローンで組める金額が低くなりやすいです。
過去5年以内に金融事故(延滞や代位弁済や債務整理)を起こしたことがある場合、他の借り入れと同様、美容ローンを組むことは出来なくなります。これは、他の銀行や消費者金融と塞翁が同じなので、美容外科で断られたから消費者金融を利用しようと考えても同じ結果になります。
この2つさえ該当しなければ、審査で即座に弾かれることはないと言っていいでしょう。
ローンを組む前に美容手術の費用を知っておこう!
美容ローンを組むときに、あらかじめどのくらいの費用が掛かるのかを知っておくことは、効率よく契約まで進むために不可欠なことです。
自分が受けようとしている施術がいくらなのかということを事前に調べておけば、契約の段階であわてたりすることなく、あらかじめ貯蓄するなどの手段も取ることが出来ます。
初めて利用する人は、施術費用の高さに驚くことが少なくありません。必要に応じて、別の施術に切り替えたり、場合によっては美容ローン自体をやめたりするケースがあるのです。
美容外科でローンを組む場合、その金額の相場は、およそ50万円前後が最も多いです。
先述したように、ローンを組むときは、現時点で支払える金額と足りない金額を考慮して、借金にとよる部分を最小限に抑えるとこが重要です。
返済するときも、最初のうちにできる限り多く返済することによって、金利の発生を抑えることが出来るので、お金が無い時に美容ローンを組むのは賢い方法ではありません。返済の目処が立っているときに契約できるようにしましょう。
自分はいくらまで借りられる?債務可能額の予測の立て方
美容ローンと言っても、その本質はカードローンなどのほかのローンと大差ありません。要するに、契約者の返済能力によって、組むことが出来る金額が審査で決まるわけです。
だとすれば、利用者にとって一番知りたいのは、自分がいくらまで借り入れ出来るのかという点です。
美容ローンの審査は、銀行のカードローン審査とほぼ同程度の難易度であるため、ローンで組めるおおよその金額は、年収の4分の1程度までになります。
どうしても審査に落ちたくないというのであれば、ローンを組む金額を年収の5分の1までに抑えれば、大体の美容外科で問題なくローンを組むことが出来るでしょう。
美容ローンを計画的に組むために!こんな借り方は要注意
カードローンに比べて高額になりやすい美容ローンでは、金融トラブルになる可能性もカードローンよりも多くなります。
その中でも、特に問題になりやすいと言われる気を付けたい借り方の人がいます。それが、複数の美容外科で同時にローン組んでしまう人です。
美容ローンに限らず、借金をするときは出来るだけ借り入れ先を1カ所にとどめておくことも、ローンを組むうえで失敗しないためのポイントと言えるでしょう。
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