カードローン利用が住宅ローン審査に影響するのはどんな時?
新居の購入、楽しみですよね。その際多くの人が住宅ローンの利用を選択しています。
カードローンなどを利用した経験がある人はご存じだと思いますが、お金を借りるには現在の収入や、過去の借入れ状況などを審査します。
審査に通れば融資可能な金額が借りられますし、融資に不適格と見なされれば、審査は通りません。
さらに、カードローン利用中または過去の借入れ経験は、審査に影響する場合があります。
カードローンの影響2つ
住宅ローン申込みの際、カードローンの利用経験は、少なからず影響があります。
現在消費者金融に借入れがある
現在借入れがあり、さらに住宅ローンを組むと、二重でローンが発生します。
住宅ローンには銀行が決める「返済負担率」があります。
これは年収〇〇万円なら、年間〇〇万円が返済金額として打倒、という値のことです。大体年収の25%~40%と言われています。
消費者金融などで借入れがあると、返済負担率に含まなければいけません。
つまり借入れが50万円で、月の返済額が2万円、住宅ローンの年間の返済負担率が150万円としたら、24万円引いた126万円がローン返済に充てられる返済負担率になります。
返済負担率が下がると住宅ローンで本来組めるはずの金額も減りますし、返済に時間がかかります。他に借入れがあると、返済が滞るのでは?という金融機関側のリスクもあります。
都市銀行は特に審査が厳しいので、事前審査で落ちる可能性が高いです。
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返済を延滞したことがある
返済の延滞は過去であっても今現在であってもNGです。
明確には遅延と、延滞があります。遅延は、返済日を忘れたり、忙しくて振り込めなかったなど一日程度遅れた場合です。
延滞は3か月以上放置されている状態のことを言うそうです。
カードローンの利用情報は指定信用情報機関で管理されています。
借入れや延滞の記録は全てこの情報機関に記録され、後々住宅ローンやカーローンを組む場合に必ず確認されます。
その時に、延滞や複数の借入れがあると、印象は良くないですよね。一度の延滞だけでも記録に残るので、現在借入れがある人は絶対に遅らせないように気をつけましょう。
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審査に通らない時は
審査基準は金融機関によって違いますが、審査に落ちた理由については教えてもらうことができません。
審査を申し込んだけど落ちてしまった、通る自信がない、という人は以下のポイントに気をつけてみてはいかがでしょうか。
?カードローンの借入れがある時は、返済してから申し込む
カードローンの借入れがあると、上記でもお話した通り二重でローンが発生するため、金融機関にとっては返済が滞る、遅れるなどのリスクがあります。
私たち借りる側は、貸してもらえる金額が下がるので、物件にかけられる予算が限られてしまいます。
なのでカードローンを返済してから申し込むのが得策です。金融機関にもよりますが、借入をしてもきちんと完済しているという実績あれば、プラスに評価されることもあるそうです。
少し時間はかかるかもしれませんが、総体的に見てその方が余裕を持って住宅ローンの返済をすることができます。
・カードローンに延滞があった場合は?
キャッシングでの延滞はないに越したことはありませんが、もし延滞してしまった場合、向こう5年間は住宅ローンの申込みを待った方がいいかもしれません。
延滞した事実は信用情報機関に記録されて、5年間は消えないのです。延滞してしまったことはどうしようもありませんが、今後は延滞が絶対ないようにしましょう。
?申し込む金融機関を変えてみる
そもそもの審査条件を見ずに申し込みをしていたら、審査に落ちてしまっても不思議じゃありませんが、条件はクリアしているのになぜ審査に落ちてしまったのか。
金融機関により条件に合う、合わないがありますので、都市銀行→地方銀行という感じで申し込んでみましょう。2社目はあっさり通ったなんてこともあるかもしれません。
ただし、片っ端から申し込みをして審査で落ちて、なんていうことを繰り返していると、信用を落としかねないので気をつけましょう。
?頭金を増やす
最近では頭金のいらない住宅ローンも増えましたが、頭金が支払えればその方がメリットがあります。
まず、頭金が多いほど審査が通り易くなります。通常頭金は1~2割程度と言われています。
なので、審査に通るか心配な場合は、頭金を準備しておくという手もあります。2割以上準備できれば、金融機関からの信用もかなり上がるでしょう。
さらに頭金が多いほど金利が優遇されることもあるので金融機関でしっかり確認しておくことが必要です。
?不動産会社を通す
物件を購入する時は、住宅メーカーや不動産屋を通して決めると思いますが、住宅ローンの申込みで提携先の銀行を紹介してくれることがあります。
不動産会社なので、手続きを一部代行してもらえますし、審査結果も早く出ます。また、提携先なので多少の融通が効いたり、金利に関して優遇されることもあるようです。
自分で探してもダメだった、物件から決めたい、という方にはおすすめです。
ただ、必ず提携先の銀行から借りなくてはいけない、というわけではないので、もしも条件が合わなければ他の金融機関から借りてもいいのです。
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