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教育資金が足りない時のために、教育に特化したローンのご紹介

子供を育てるためには教育資金は不可欠ですが、その総費用はいくらかご存知でしょうか。

幼稚園や小学校をすべて公立で大学も国立に進んだ場合でも、だいたい一人当たり1300万円ほどかかると言われています。

その他、食費やお小遣いなどを合わせると、22歳まで育てた場合、総額で3000万円ほどは必要になります。

一軒家が建てられそうなほどの莫大な額ですよね。学資保険などを利用したとしても、とてもまかなえる額ではありません。

そのため、子供を育てるには、時に教育ローンや奨学金制度を利用する場面もでてきます。今回の記事では、この中から教育ローンについて紹介していきましょう。

そもそも学資保険ですべての教育資金をまかなえないのはなぜ?

教育資金として学資保険に入られる方は多いですが、中には「金銭的余裕があるうちに、学資保険で大学までのすべての費用をまかないたい」と思う方もおられるでしょう。

しかしながら、約3000万円以上は必要と言われる教育資金を、すべて学資保険でまかなえるか?というと、答えはNOです。


それはなぜかと言うと、学資保険には限度額が決められており、その最高額は1000万円だからです。

限度額が決まったのは、平成20年度という最近のことですが、どうして限度額が決められているかご存知でしょうか。

これは過去に、学資保険の保険金目当てに自分の子供の命を奪う、という痛ましい事件が起こったためです。

かくして、か弱い子供の命を守るために、学資保険には限度額が定められることとなりました。

というわけで、学資保険を最高額まで利用したとしても、学資保険だけで大学入学までのすべての教育資金をまかなうことは不可能なのです。

教育ローンのベストな利用方法とは?

さて、それでは早速、申し込み方やタイミングなど教育ローンの利用方法について紹介していきましょう。

まずは教育ローンの種類にはどんなものがある?


教育ローンとしてお金を借りる金融機関については、国から借りる「日本政策金融公庫」か、または民間の機関から借りる方法があります。

民間の機関というと、都銀行、地銀行、信用組合、信用金庫、JA、労働金庫などが挙げられます。

その他、信販系の教育ローンもありますが、信販系は国の教育ローンよりも、民間の教育ローンよりも、もっとも利息が高くなっています。

国の教育ローン 銀行の教育ローン 信販系教育ローン
年1.76% 年3~5% 年5~10%

以上のように、利息から考えた場合、できれば国の教育ローンである「 日本政策金融公庫」から借りるのが一番お得な借り方であることがわかります。

教育ローンの申し込みのタイミングは?

日本政策金融公庫に申し込む場合を例に、申し込みのタイミングについて、紹介していきましょう。

申し込みは、店舗や郵送、ネットから行うことができます。店舗は近くにない場合もあるので、ネットから申し込むのが便利です。

申し込む前に相談したい…という方は資料請求や相談できるコールセンターもあるので、気軽に問い合わせてみましょう。

日本政策金融公庫の教育ローン(ハローコール)
「0570-008656」つながらない場合は「03-5321-8656」
月曜から金曜/9:00~21:00、土曜/9:00~17:00
※日曜、祝日、年末年始は休業


次にタイミングについてですが、卒業前という時期は多くの方の申し込みが重なり大変込み合います。

ですので申し込むなら余裕を持って、受験前のタイミングで申し込んでおくのが良いでしょう。

「入学できなかったら必要ないし、どうしよう」という方もおられるかと思いますが、合格前でも申し込みは可能です。また、申し込み後のキャンセルや融資額の変更もできますよ。

教育ローンの申し込みにはどんな書類が必要?

教育ローンを申し込むには、以下のような書類が必要になります。申し込み後の審査は必要書類がそろってからとなりますので、そろえられるものは前もってそろえておきましょう。

  • 借入申込書(教育ローンの申込書のこと/原本…ネット申し込みの場合は不要)
  • 住民票の写し、または住民票記載事項証明書(世帯全員のもの/原本)
  • 運転免許証、またはパスポート
  • 源泉徴収票、または確定申告書の控え
  • 住宅ローンまたは家賃と公共料金の支払い状況を確認できるもの(預金通帳など)

その他、入学金や受験費用といった、入学資金用の教育ローンには「合格通知書」や「入学許可証」などが必要です。

また、入学後に必要な在学資金用の教育ローンには、「学生証」「在学証明書」「学校案内」などの書類が必要となります。

教育ローンの申し込み後の流れは?

申し込みの全体的な流れですが、まずはネットや郵送で申し込みを行います。なお、申し込みは1年中いつでも受け付けています。

ネットの場合は、申し込みフォームに必要書類を入力して送信します。送信後間もなく、今後の手続きについての返信がありますので、必要な書類をそろえて、日本政策金融公庫へ郵送します。

郵送での申し込みの場合は、まずはコールセンターへ問い合わせて、借入申込書を請求します。

借入申込書が届いたら、必要書類を記入して必要な書類と共に日本政策金融公庫へ郵送します。なお、店舗が近い場合は各支店へ来店しても良いですよ。

その後、10日前後で審査結果と、借用証書などが郵送されてきますので、契約に必要な書類をそろえて、郵送するか店舗に来店して契約完了となります。

なお、契約の際に必要となる書類は、以下のようなものが挙げられます。

  • 融資のお知らせ(借用証書)
  • 印鑑証明書
  • 入学資金として利用する場合は、合格通知書などの合格が確認できるもの
  • 金融機関からの自動振替で返済する方は、預金口座振替利用届
  • 送金先口座の預金通帳(口座確認のため)
入金されるのは、契約完了からさらに10日前後となります。申し込みから融資までは、約20日前後かかるので、申し込みは余裕を持って行いましょう。

【こちらの記事も参考にどうぞ!】
教育ローンの審査時間は?申し込み時期でローン成立までの時間は変わる!

子供を健やかに育てるために教育資金の工夫が大切

教育資金の中の、教育ローンにしぼって紹介してきましたが、いかがでしたか?子供に本格的にお金が必要になってくるのは、中学や高校に入ってからです。

塾や多くの習い事、携帯代金やお小遣いなど、普段の私達のお給料ではまかなえない場合もで出てくるかも知れません。

貯めていた教育資金も使ってしまった、そんな時に進学のお金が必要になったら、今回紹介した教育ローンを計画的に利用してみるのも良いでしょう。

また、子供に必ずお小遣いをあげなくてはいけないということはありません。高校生になったら、子供でも働くことができます。

お父さんお母さんがどうしてもいっぱいいっぱいなら、無理をせず子供に「自分で携帯代金払ってほしいな」

「お小遣いあげられないからアルバイトしてほしい」と掛け合ってみるのも一つの方法ではないでしょうか。

もちろんお金が必要だからといって、法に触れるような高額アルバイトをされては困りますが、健全な普通のアルバイトなら、子供にとっても有意義な社会勉強になることでしょう。

【参考記事】
学費が足りない…教育ローンや奨学金、時にはカードローンも上手に活用!

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