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危険な借金の自転車操業!その原因や改善方法などを知っておこう

借金をするということは、その借りたお金を返さなければいけませんね。しかし、返済期日までにお金を用意できないということも中にはあるでしょう。そうなると、既存の借金を返済するために新たにお金を借りなければいけなくなるのです。

これが借金の自転車操業となるわけですが、今回はどうして自転車操業になってしまうのか、そしてどうすればその状態を改善できるのかなどについて探ってみたいと思います。

借金返済の自転車操業とは何?その理由についても

さて、借金を返済する際の自転車操業とは実際にどういったものなのでしょうか。そして、どういったことが理由となり自転車操業となってしまうのでしょうか。

住宅ローンのボーナス払いができなくなるのも理由の1つ!

個人での自転車操業というのは、借金を返済するために借金を繰り返すというものです。これは、自転車がずっと漕ぎ続けなければ倒れてしまうという点が由来となっているとされています。

ただ、実際には『自転車操業』は個人ではなく法人について使われる語句であると知っておきましょう。

まず、返済で自転車操業になってしまう理由として、住宅ローンのボーナス払いで行き詰ってしまう点が挙げられます。

普通に働いていた方でも、自転車操業になり得ます。それは住宅ローンのボーナス払いが不可能になってしまうことなのです。住宅ローンは高額となり真面目な方こそが組むケースが多いです。

金額が高くなるので、やはりボーナスで支払う額も高くなってきます。ところが、ボーナスというのはいきなりカットや減額になる可能性もあるのです。そうなると、あてにしていたボーナス払いができなくなり、自転車操業に陥るケースがあるということです。

クレジットカードのキャッシング枠にも注意が必要!

また、クレジットカードの返済のために借りたことで、自転車操業になる方もいます。初めてキャッシングをする機会となるのが、クレジットカードの返済をするためというパターンは多いものです。

クレジットカードの引き落としをするには、口座に現金がなくてはいけませんので、その額を補充するためにキャッシングをするのです。

消費者金融などの他の業者より借りるという手段もありますが、クレジットカードのキャッシング機能を使い返済しようとするのが、自転車操業になりやすいケースではないでしょうか。

特に、返済方法がリボ払いになっていると月々の支払額が一定ですし、借金をしている意識が薄くなってしまうのも、自転車操業になってしまう原因として考えられます。

連帯保証人などになるのも自転車操業になる要因!

自己破産をされている方の1/4は借金の保証人になったり肩代わりとなっているケースです。これは簡単に推測をしているわけではなく、日本弁護士連合会が2011年に出した統計によるのです。

自己破産をしなければいけないほどの借金を抱えるというのは、さほど多い事例はないものです。一般的なサラリーマンなら、1000万円以上でなければ自己破産は認められないこととなっているのです。

それほどまでの額の借金を保証人などになりで背負うこととなった方が、自己破産全体のうちの1/4となるということです。

保証人になり、大きな借金を背負ったために、自転車操業に陥ってしまうのです。

借金返済の自転車操業を解消するためにできることはなんだろう?

借金の返済をするための自転車操業は、どうやって解消できるのでしょうか。その方法について見てみましょう。

借金の自転車操業を解消するなら任意整理もカギ!

借金の返済のために新たに借金を積み重ねてしまう状況を解消するためには、任意整理をするのも手段です。

任意整理とは、裁判所を介入させずに債権者と交渉をすることを言います。債務整理の中の一種ですが、その中でも手続きが簡単であり実施もしやすい借金の整理手段なのです。弁護士もしくは司法書士が債権者との間に入るために、借金がきちんと返済できるように見直しをしてもらえます。

任意整理においては、利息制限法による引き直し計算もするので、3年から5年程度で完済が望める可能性があります。

任意整理をすると督促が止まる!弁護士への依頼も大事

任意整理は督促を止めることが可能です。

任意整理をすると手続きをしている間の3ヶ月から6ヶ月間は返済の必要がなくなるのです。

この期間というのは、計画せずに借金をしてしまう方が、再建するためにあります。その時に弁護士などに依頼をすれば、お金を借りている業者としっかり交渉をしてもらえます。

条件をどの様に提示するかにより借金の額を減額してもらえる可能性があるため、任意整理に携わった経験の多い弁護士等に依頼するのがベストです。

借金を自転車操業で返済する上での懸念はこうした点にもある!

ここで、借金で自転車操業になることの懸念について見ていきたいと思います。一体、どういった気を付けるべき点などがあるのでしょうか。

借金の額は年収の25%以下に抑えるのが賢明!

通常は、借金の額は年収の25%以下に抑えなければ危険であると言われているのを知っているでしょうか。

要するに、月収が30万円なら75000円、月収40万円であれば10万円までが借金できる限界になるのです。以前リーマンショックがありましたが、多くの企業でリストラが行われて社員の給与が下げられました。

一流企業であっても、経営の危機となってしまい、社員の方が沢山リストラされたり、給与が下げられるなどされたのでした。そのために、住宅を売却せざるを得ない状況になったり、住宅ローンが払えなくなり自己破産をしたという方もいるのです。

借金を借金で返していくのは危険である点を把握しよう!

借金を返済するために借金を繰り返すのはとても危険な行為です。消費者金融等のカードローンの金利は銀行よりも設定が高いものなので、自転車操業をしてしまうと借金の総額自体はどんどんと膨らんでいくのです。

最初の借金を借金することで返済できた時は安堵するかもしれません。しかし、すぐにまた次の借金返済をすることとなります。借金の自転車操業はその場を凌ぐためでしかなく、借金そのものは増加していくという負のスパイラルとなるのです。

自転車操業に陥ってしまうと、どんどんと借金の額が膨らむために多額のお金が自身に入らない限りは、破産への道を歩む可能性がある点を把握しておかなければいけません。

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自転車操業になりそうになったら債権者に相談しよう!

借金地獄となってしまい自転車操業になりそうになったとしても、借金を他の借金で返済をしようとするのはNGですので止めましょう。借金額が膨らみ行き詰ってしまうのが必須だからです。

よって、もし借金の返済が苦しいと感じたなら、銀行やカードローン会社などの債権者にすぐにでも連絡をして、相談をするのが鉄則です。認知度のある金融会社より借金をしている場合には、他の業者から借りて返済をするようにと債務者に言うことは考えられません。

返済が苦しくなったと伝えれば、返済額について相談に乗ってくれると考えられます。一時的にお金が必要になったなら、便利なカードローンを利用するのも手段となります。

借金は自転車操業することなく計画性を持って利用しよう!

借金を新たな借金で返済するという自転車操業は、住宅ローンのボーナス払いができなくなるのも一因ですし、連帯保証人になるなども要因となります。自転車操業を解消するなら、任意整理をするのもカギですし、弁護士に依頼をする手段があります。

自転車操業になると自己破産になりかねませんし、とても危険である点を知っておく必要があるのです。

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